ノーコード総研

この記事をシェアする

Webアプリだけじゃない!モバイルアプリもノーコードで作れる時代!

動画で解説!モバイルアプリをも巻き込むノーコードのトレンド

2022.06.09

今回は、モバイルアプリを中心に制作が可能なノーコードプロダクトを紹介していきます。

 

モバイルアプリはiPhoneの登場以降、スマートフォンの機能性向上やSNS・メッセージングアプリの流行に伴い、日常使いするツールとして定着してきました。さらに2010年以降、新たな通信規格であるLTEがリリースされ、高速・大容量・高品質な通信サービスが展開されたことで、モバイルアプリの利用はさらに快適なものとなっていきました。

ノーコードプロダクトも、モバイルアプリに特化したものが2010年付近から徐々に出始めました。初期の頃はテンプレートを選択するだけであったり、デザイン性が低いものが多かったものの、現在はかなり進化しています。

ノーコード総研では、数あるプロダクトの中でも、Googleが提供する業務系に特化したAppSheet、最も支持を集めるモバイルアプリ制作の代表格であるAdaloを簡単に解説していきます。前回解説した開発、運用に関する苦労がどのように解消されるかも併せて見ていきましょう。

今回は、2021年にtimes_yappli_radioで収録したノーコード座談会の動画を元に、ご紹介をしていきます。 (「#times_yappli_radio」とは株式会社ヤプリの開発チームで提供しているYouTubeチャンネルです。)

Googleの業務系ノーコード「AppSheet」

AppSheetは完全に業務系に特化したノーコードプロダクトです。国内ではまだ知名度は高くないものの、海外のソフトウェア比較サイトでは非常に高い評価を獲得しています。さらにGoogleに2020年1月に買収されている、業務系ノーコードとしては最も有名なプロダクトの一つです。現在は英語にしか対応していないものの、直感的に操作可能な管理画面の設計がなされています。

(参考) AppSheet Overview

簡単に業務に取り入れることができるよう、複数のデータベースやGoogleスプレッドシートとの連携を標準で提供しており、スマートフォン上で業務に使用する物品を確認できたり、点検・チェックをスマートフォンから入力することにより逆にそれらのデータをシートに追加・管理することができます。

また、AppSheet提供のモバイルアプリから、ユーザーが作成した全てのアプリを閲覧することが可能です。AppSheetのモバイルアプリを開くと、各々の項目を選択することで、個別のアプリが画面に表示され、使用する流れとなっています。そのため、個別のAndroid/iOS開発・OSアップデートが不要、併せて申請はAppSheet側が行えば良いことになります。そのため、面倒な作業を行うことなく、作ったそばからユーザーはすぐにアプリを使うことができます。

ここからは動画で配信しているノーコード座談会で詳しく見ていきましょう!

AppSheetの基本をご紹介!

上記の解説と合わせて、動画でAppSheetの利用を疑似体験していきましょう。

動画の見所

  • AppSheetのプロダクト構成 

  • AppSheetでできることの紹介

    • ブラウザで開く管理画面
    • 便利なプレビュー機能、プレビュー用アプリ
  • 外部連携であなたのデータを速攻アプリに変換

    • Googleスプレッドシートをはじめとして各種データベース(Salesforce、Dropbox) と連携可能
  • 業務系に嬉しい機能がたくさん

    • 撮影、バーコードスキャン、手書きサインなど柔軟な機能が標準装備データ集計、可視化が簡単
  • AppSheetの制作を手順を追って紹介

    • データソースの作成
    • データの取り込み
    • 柔軟なデータ整形、表示設定
    • UI/UXの設定

AppSheetでできることをご紹介!

動画の見所

  • 柔軟な表示設定

    • グラフ表示が一瞬で表現可能
    • 業務管理に便利なカレンダー表示
  • モバイル特有の機能

    • 精度の高いバーコードスキャン
  • オートメーション機能

    • データが更新された時に通知がくる便利機能
    • 自動で時間を決めたメール送信機能
  • 数式設定で条件設定が自由自在

    • メール送信タイミングを変更可能
  • アプリ共有

    • 複数人で簡単に編集、共有できる

まとめ

いかがでしたでしょうか。データソースの作成や、取り込み後のデータの設定に多少ハードルがあるものの、ドラッグ&ドロップのみでモバイルアプリが制作できる様子をご覧頂きました。動画を追いながら擬似体験頂くことで、いかに素早くアプリを立ち上げることが可能かも、ご理解頂けたと思います。また、デザインのカスタマイズ性を極端にしぼる設計から、ユーザーに作成・使用の負荷をかけないコンセプトが垣間見られ、非常に面白いプロダクトでした。

さて、次回はモバイルアプリ制作の代表格である「Adalo」を解説していきます!お楽しみに!

この記事をシェアする
その他の記事
メディアの皆様へ
ノーコード総研では、国内外のノーコードツールの利用動向や。各種ツールについてなど、さまざまな調査を推進しています。ノーコードやDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する取材や、共同調査・研究、セミナーなどの依頼は、こちらのフォームよりお問い合わせください。