6月1日にヤプリ東京本社オフィスにてノーコード総研主催の第2回目となる「ノーコードMeetup」を開催しました!その際の様子をお伝えしたいと思います。 当日は約30名の方にお越しいただき、1回目と同様、LT会形式でMeetupが行われました。今回は今話題のChatGPTの話題にも触れるなど、ノーコードに関わって仕事をしている方の生のLTを聞くことができました。
前回のイベントの様子はこちら
ノーコード総研所長 北村 康裕 「アプリ x ChatGPTの可能性の検討」
ノーコード総研の運営母体であるヤプリが提供しているアプリプラットフォーム「Yappli」を使ってプッシュ通知の作成をChatGPTで行った事例を発表しました。
料理研究家土井善晴先生のアプリ「土井善晴の和食」を運用しているヤプリ。新しい献立のお知らせとして、プッシュ通知を活用しています。プッシュ通知の作成には、親しみやすい言葉遣い、季節を感じられるワード選択など様々な工夫をこらしています。
しかし、作業時間が多くかかるためChatGPTにテキスト作成のサポートをさせたところ作業時間を3分の1に削減できました。プッシュ通知はアプリの起動率を高める重要な施策です。ChatGPTを使っても開封率が変わることはなかったため、今後はこういった人手を減らして同様の効果を担保できる仕組みはどんどん使っていきたいですね!
ノーコード特化型開発会社 株式会社Walkers Founder 平賀つかささん「構想から3週間でリリース!BubbleでAIプロダクトを作ってみた」
PromptLabにて、プロンプトと呼ばれる「AIへの指示書」を誰でも簡単に利用できるサービスをリリースしたばかりの平賀さん。何とこのサービスを3週間でリリースしたそうなんです。
素人にとってプロンプトを作成するのは難しいので、こういったサービスがリリースされるのは嬉しいですね!
ChatGPTなど生成AIサービス利用時にはPromptLabを使ってみるといいかもしれません。
AIへ指示するだけでビジネスが完結する世界を目指している平賀さん。今後も時流に乗ったサービスをどんどんリリースされることを期待しています。
ノーコードラボ運営 岡崎さん 「Bubble で Pinecone を使って Custom ChatGPT を作る方法」
オリジナルデータを使ったチャットボットが簡単に作れる「Custom ChatGPT」についてご紹介いただきました。Chatbaseを使えば特定の条件やニーズに合わせたオリジナルのチャットボットがすぐに作成できるのだそうです。
ただ、より柔軟性の高いオリジナルのチャットボットを作りたいという思いから、岡崎さんはBubbleとPinconeを用いてChatHouseというプロダクトをご自身で作ったそうです。
チャットボットをまさかノーコードで簡単に作れるとは思っていなかったので目から鱗です。これなら、自社開発で工数を抑えつつ専用のチャットボットを作れそうですね!
株式会社ゼロワン 海江田翼さん 「ChatGPTをノーコードと組み合わせた事例の紹介」
株式会社ゼロワンでは、ノーコードプロダクト「ゼロワン」と生成AIサービスをかけ合わせて、業務の効率化をはかる事業をメインとしています。今回は数々の成功事例を披露してくださいました。
例えばゼロワンチャット.AIというアプリでは、ライン公式アカウントとShopifyなどのECサイトを連携し、ライン上から自然な会話で購買を誘導することで売上の増加につなげます。
管理画面からあらかじめ模範回答やNG回答例を登録することでAIの回答内容を制御し、想定外の対応を防ぐこともできます。
スモールビジネスが盛んな最近では、こんなに簡単にラインにチャットボットが入れられるのはありがたいですよね!
当日のスライドはこちらからダウンロードいただけます
https://airtable.com/shrnLlx4sTZ2e931chttps://airtable.com/shrnLlx4sTZ2e931c
まとめ
今回はノーコードプロダクトとChatGPTを掛け合わせた事例を多くお話しいただきました!!ノーコードによって高速でプロダクトをリリースできることにも驚きですが、ChatGPTをかけ合わせることで自然な会話が盛り込めたりとさらに幅が広がっていくのが凄いですね!
今後もノーコード総研では記事やイベントを通してノーコードの魅力を伝えていきます!